寝返りは大切ですよ!

こんにちは(^^)

 

今日は最近書いてなかった発達のことを。

 

お子さんが寝返りするようになった時

寝返り防止クッションとか使って

寝返りを防止したりしていませんか?

 

 

寝返りが発達上どんな意味があるのか

今日は簡単に説明しますね♪

 

 

寝返りを始めるということは

自分の真ん中を越えて反対側へ手が伸びる

ということなので

 

 

自分の正中の概念を作るのに大切です。

 

 

これが曖昧だと

 

真ん中がよくわからないので

体の空間的な感覚がよくわらなかったり

空間の認識がうまくいかなったり

形に関することが苦手だったりします。

 

 

また

この時期の寝返りは

起きている状態でするので

(歩き始めると寝ている時しかほとんど寝返らない)

 

回転感覚がしっかり入力されるので

感覚刺激がかなり入り

発達にはとても大切です。

 

 

回転感覚は前庭系とも関係するので

様々な原始反射の統合にも関わってきます。

 

 

その中でも

ATNRという反射があるのですが

(↑これはあまり綺麗には出てないけど)

 

顔が向いている方の手と足が伸びて

反対側の手足が縮むものです。

 

寝返りは

このATNRの統合に大きく関わります。

 

 

この反射がしっかり統合されないと

様々な運動に影響しますし

お勉強の時もの影響してきます。

 

 

 

 

要は

どちらか向いた時の反対側の手足の力が

反射的に抜けるので

何をするにも

不便ですよね。

 

 

例えば

鉛筆を持って書くときに

反対の手足が縮みたいので

肘をついたり

足を曲げ椅子の上げたくなったり。

(これ私。笑)

 

運動してて

頭をどちらかに向けると

反射的に反対側の手足の力抜けるので

バランスを崩したり

うまく体が使えなかったり。

 

 

とにかく色々不便。

 

 

寝返りも1回転だけでなく

ゴロゴロゴロと転がったほうが

しっかり統合できると思います(^^)

 

 

なので

できれば寝返り防止クッションなどは使わずに

安全を確保できる時は

 

お部屋の隅から隅まで

ゴロゴロゴロと移動してこいっ!!

(それは言い過ぎかな?笑)

という気持ちで関わってあげられると

いいなって思います。

 

 

そして

左右両方とも寝返りをしたほうが良いので

 

一方しかしない場合は

おもちゃで誘ってあげたり

少し補助してあげたり

反対側を促すことをしてあげたらいいなと思いますよ♪

 

 

 

 

寝返りは

体をねじる運動が入るので

体幹を鍛えることにもつながりますし

首座りをさらに確実なものにしてくれます。

 

 

いいことづくしなので

寝返り大切♪

という気持ちで関わってあげてくださいね!

 
三上 愛

イロドリ代表、言語聴覚士、保育士
1986年生まれ、1児の母。

*経歴*
北海道医療大学卒
2009年北海道大学病院高次口腔医療センター・リハビリテーション部に就職
2018年イロドリサロン開業。

生後すぐの赤ちゃんから高校生までを診ることができる言語聴覚士
姿勢運動発達、口腔機能、非言語的コミュニケーションを生後すぐから育むことによって、言語聴覚士が関わる領域の困りごとの予防を行っています。
すでに困りごとがある幼児〜高校生までのお子さんへ、発達相談や言語レッスン(言語訓練)などで対応。単発相談から

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