三上 愛

イロドリ代表、言語聴覚士、保育士
1986年生まれ、1児の母。

*経歴*
北海道医療大学卒
2009年北海道大学病院高次口腔医療センター・リハビリテーション部に就職
2018年イロドリサロン開業。

生後すぐの赤ちゃんから高校生までを診ることができる言語聴覚士
姿勢運動発達、口腔機能、非言語的コミュニケーションを生後すぐから育むことによって、言語聴覚士が関わる領域の困りごとの予防を行っています。
すでに困りごとがある幼児〜高校生までのお子さんへ、発達相談や言語レッスン(言語訓練)などで対応。単発相談から

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子どもの発達のことで悩み、落ち込んでいる人へ

こんばんは!イロドリの言語聴覚士・愛です。札幌で赤ちゃんやイヤイヤ期の育児相談、ことばの教室や発達相談、児童デイ・病院・特別支援学校で子どもの支援などをしています。今日は、お子さんの発達のことで悩み、落ち込んでしまっている人へ向けて書きたいと思います!イロドリは自費の発達支援のため、児発・放デイを利用している子、病院へかかっている子など、他所を併用しているお子さんも多くいらっしゃいます。イロドリでは、以前よりもできるようになったこと、今伸び時でアプローチしていること、次に伸ばしていきたいこと、という風に未来へ向かった話を毎回保護者さんと共有しています。時には厳しいことも言いますが、必ず前向きになれるようにサポートをしているのですが。しかし、他所に通っていると、どうしても発達検査の結果であれができない、これができない、とできないベースで言われてしまったり。伸びてきていることよりも、これができないとこの先困りますよ。と言われてしまったり。悲しくなってしまう、落ち込んでしまう保護者さんもいらっしゃるんですね。今、イロドリに通っていないけれど、このブログを読んで悩んだり落ち込んだりしている人もいるかもしれません。そんな時にぜひやってほしいことがあります。それは、お子さんの成長を感じる部分やできるようになったこと、いいところ、可愛いところを思いつくだけ、たくさん書き出してみてください!悲しくなったり、悩んだり、落ち込んだりすると、脳がその状態をより深めて現実化しようとするため、お子さんの苦手なところ、課題となるところばかりにフォーカスされてしまい、言われてしまったことを現実化する出来事ばかりを拾ってしまいます。すると、「うちの子はやっぱり指摘された通りなんだ」と思い込んでしまうのです。ほら、自分が妊娠したら、やたら妊婦さんが目に入って、こんなに妊娠している人いたっけ?となる現象ありませんでしたか?あれと同じ現象です。(私は今、車を買い替えたく、マツダのCX-5か50、または80が欲しいので、マツダのCXシリーズがやたらと目に入ります。笑)なので、この状態で物事を考えても、良い解決策は見つからないので、一旦視点を修正・転換してあげる必要があります。視点を修正するためには、先ほど言った、お子さんの成長を感じること、できるようになったこと、いいところ、可愛いところを書き出してあげると、とっても前向きな視点に切り替わります。(思うだけではダメです。必ず可視化するために書き出しましょう!)前向きな視点に切り替わってから、じゃぁ、よりお子さんの成長のために、どんな関わりをしていこうか、ということを考えると良いと思います。指摘してきた療育かリハビリの先生に、具体的に家でできる関わりは何なのかを聞いてみる、というのが、一番の近道かもしれません。みなさん、子どもはずっとこのままなのではないか?と思ってしまうこともあるんですけどね。(私も中1の子どもがおりますので、よくわかります。)ほら、我々だって、日々変わっていくじゃないですか。この年齢でも気づきや成長があって、歳をとっていくでしょ?可能性の塊の子どもが変わらないなんてことはないんですよ。子どものペースでちゃんと成長していきます。なので、親ができることとしては、子どもの可能性に絶対的な信頼を持ちながら、より子どもの成長発達を導くために、正しい知識を持って子どもに接することだと思います!子どもの可能性に絶対的な信頼を持つには、まず、子どものよい所にフォーカスする練習をたくさんしていきましょう!そして、お子さんの成長発達の正しい知識、子どもに合った関わり方が知りたくなったら、いつでもイロドリへお越しくださいね!お子さんの発達の相談をしたい場合は下記からお申込みください↓

海外在住の方への発達サポートもしています

こんばんは!イロドリの言語聴覚士・愛です。札幌で赤ちゃんやイヤイヤ期の育児相談、ことばの教室や発達相談、児童デイ・病院・特別支援学校で子どもの支援などをしています。今日は、海外の方へ支援をさせていただいているお話を。現在イロドリは海外にお住まいで子育てをされている方も、ご利用してくださっています。国によって違うのかもしれませんが。海外では現地の発達支援が十分に受けられない、ということが現実的にあるそうです。実際にオンラインでサポートさせていただいてる方も、現地の発達支援は使えないとのことでした。今サポートしているのは、現在約1歳6カ月のお子さん。生後7か月ごろにご相談のお申込みがありました。保護者の方が・笑わない・おもちゃ・人に興味を示さない・運動発達がゆっくり・声を出さないなど気になって相談に来てくれました。できることができなくなっている気がする。。ネットで検索すると、、、など、お子さんのことをよく観察している分、色々と不安がよぎるようでした。お子さんのことをよく観察できるということは、お子さんの声もよくキャッチできるということで。そこに正しい知識が加われば、お子さんは絶対に発達する!と確認してサポートさせていただいております。サポートは、毎月zoomを繋いで、お子さんの状況を見せてもらいながら、お家でできる関わりをお伝えしました。当日のお子さんの状況によっては、その場だけではわからないことがあるので、相談日前に事前に動画を送っていただけるような環境も用意。わからないことはすぐにLINEで相談してもらえるような環境を整えました。保護者さんは、本当によくお子さんのことを観察しているので、毎月毎月できることが増えていきました。また、保護者さんの気持ちが落ち込んでしまいそうな時や、ここ踏ん張りどころだから頑張ろうという時も、伴奏させてもらっているので、メンタルのケアなどもできていたと思います。毎月見させてもらうと、前回からの成長が本当に良くわかり。コンスタントに見せていただくことの大切さを実感しています。現在はよく笑い、よく食べ、よく運動し、発語も増えてきており、年齢相応の発達まで伸びてきているところでした😊以前書いた早期介入が良かったお子さんと同じで、早期に保護者さんが相談してくださって、毎日コツコツとお伝えしたことを実践していただけたのがお子さんの成長につながったと感じています。海外在住の方のサポートは過去にも数名してきておりますので、安心してご相談していただけたらと思っています!それでは、また!相談は下記より承ります⬇️

癇癪と要求を通すための泣き

札幌のことばの教室での発達相談・個別支援とペアレントトレーニング赤ちゃん育児サポートとイヤイヤ期サポートの親子クラスをしている子育て支援・発達支援総合サロン イロドリ言語聴覚士・愛です。オンラインでの対応も承っています。さて、ありがたいことに、最近では新規のお客様がたくさんいらしてくださいます。今日は個別支援でよくあるお話を。個別支援には職業柄ことばの遅れ、発達の遅れ、発音不明瞭、吃音、読み書きが苦手な方がお越しになります。ですが、最近では、発達も遅れがさほど気にならない、ことばの遅れもない、けれども「癇癪」がひどくて対応が難しい という方もお越しになります。(もちろん、ことばの遅れや発達の遅れがあるお子さんの癇癪も対応しています。)最近、本当に「癇癪」という言葉がよく使われるようになり、なんでもかんでも「癇癪」という言葉で片付けてしまう傾向があるように感じており、それはそれでどうなのだろうか、という疑問を持っているのですが。一言で「癇癪」と片付けられてしまう事柄。でも子どもたちを観察していると、様々理由があります。・不快な感情が処理しきれずに泣き叫ぶ・要求を押し通したくて泣き叫ぶ・大人をコントロールしたくて泣き叫ぶ・どう伝えていいか分からずに泣き叫ぶ他にも子どもによってあるかもしれません。よくよく観察していると、結構子どもたちは、状況を理解して泣き叫んでいることもありまして。子どもたち、賢いなーと感心している私なのです。(これを本当に癇癪と言っていいのか?癇癪って脳機能の問題だからね。。と思うのですよ。)同時に大人を観察していると、大人は子どもに泣かれることに慣れていない。なので、どうにか泣きをおさめるために、子どもたちの感情の切り替えを待てずに、先回りして子どものご機嫌取り始めるのがほとんどです。子どもからすると、泣き叫ぶことで、大人が動いてくれちゃうので、思いを押し通すことができる。これにより、泣き叫ぶことが強化されていくわけなのですね。そうすると、癇癪は強くなっていく一方。するとさらに大人は耐えきれなくり、子どものご機嫌をとりにいく。というよくない循環になってしまいます。サロンにお越しになるお子さんももれなく、このパターンが多く。とにかく泣く泣く。大人の様子をちらちら見ながら泣く泣く。泣いてどうにかしてもらおうと、ずーっと泣く。でも、私はこの泣くことが悪いことだと思っていないので、冷静に子どもを観察し、思いきり泣かせています。(保護者さんには泣かせる理由はちゃんと説明しますので、安心して泣かせて欲しいです。)私のお膝に座って泣いている子もいれば、抱っこされながら泣いている子もいれば、床に大の字になっていないている子など、さまざま。(全力で泣く姿って尊いですよね。今だけ見られる姿ですから。)だけど、ここで大人がご機嫌取りをすると、いつまでもこの子達は「自分で気持ちを切り替える」という経験を積むことができないので、私はこの子達が泣ききるまで待ちます。子どもたちは泣ききったら、必ず、自分で気持ちを切り替えることができるのです。この時に大切なのは、無理やり泣き止ませようとしないこと、安心安全の場で思いっきり感情を出していいこと、子どものペースで泣き止むまでやさしい気持ちで待ってあげること。待ってあげながら、感情のラベリングをしてあげること。そして、大人は気持ちを切り替えるための案をいくつか提示して、それを子どもが自分で選んで行動して気持ちを切り替える経験を積むこと。これをコツコツ積み重ねることにより癇癪はなくなっていくわけです。(イロドリに通ってくれている子はみんな癇癪が減り、感情のコンローるが上手になり、自信もついていきます。)みなさん、今、心の中で「それが難しいんだよ」って思いませんでした??笑(ワタシ、キコエチャッタカモシレナイ。。)確かに、これは家庭でいきなりやるのは、難しいです。笑だから、専門家の力を借りて、子どもは気持ちを切り替える経験を積みながら、親も対応を学び、子どもも親も成長していくことが必要なのですね。ちなみに、子どもだけを変えようとして発達支援に通わせても、親が変わらないと、「発達支援の場所では気持ちの切り替えができるのに、家では癇癪がひどい」という状態になってしまいます。なので、子どもが発達支援で変化が出始めている時に、親もちゃんと学んで家庭での対応の仕方も変えていかないと困りごとは解決しないのですね。子どもだけ頑張らせて、親が楽するなんて、そんなことはあり得ません。一緒に親も変わっていく必要があります。そのためには、・なぜ癇癪が起こるのか・気持ちのコントロールができるようになるには、どんな経験が必要なのか・大人の対応はどうしたらいいのか・大人自身の負の感情が社会化できているのかということを知り、毎日1ミリでもいいから親が変わっていく必要があります。これらのことは、ちょうど今、言葉よりも行動!イヤイヤ期の新しい関わり方というオンライン講座にてお話しします。イヤイヤ期となっていますが、癇癪も同じ考え方ができるので、ぜひ学びに来てくださいね!(こちらのインスタライブなども参考にしてください。)↓(イヤイヤ期・飛び出しちゃうお子さんのお話)(豊富町でおこなった言葉よりも行動!イヤイヤ期の新しい関わり方のお話)ちなみにイロドリでは1歳6カ月〜3歳のお子さんの癇癪はあんよクラスでそれ以上の年齢、または発達や言葉に遅れのあるお子さんの癇癪はイロドリ流♪発達相談でご相談いただけます。(相談内容により、あんよクラス対象のお子さんもイロドリ流♪発達相談の方が良い場合がありますので、迷われる方は公式LINEへご相談ください。)子どもだけをどうにかするのではなく、まずは大人から。大人が変われば子どもは変わる😊一緒に勉強していきましょう!!

言葉よりも行動! イヤイヤ期の新しい関わり方

自分で靴を履きたい!ご飯いらない、おやつ食べたい!公園からまだ帰りたくない!手をつなぎたくない!走りたい!毎日の中で、こんな子どもの行動に振り回されていませんか?「言っても聞かない」「危なくてヒヤヒヤ」「早くしてほしい」気づけば怒ってばかり自己嫌悪で落ち込んでしまう。実はこれ、全部――社会性や自律の土台が育つ“イヤイヤ期のしるし”なんです😊イヤイヤ期をただの「困りごと」で終わらせないために。発達心理学の視点からイヤイヤ期を理解すれば安心して対応できるようになります。自律へ向かう行動は受け止めるわがままにつながる行動は毅然と対応するそして、大人が一緒に行動して導くことが大切です。「声かけ」より「行動」で伝える対応法をお伝えします。この講座で学べることイロドリのあんよクラスの中でお伝えしているイヤイヤ期の対応を体系化したものをお伝えします。🍀発達心理学から見る「イヤイヤ期」の意味🍀自律とわがままを見極めるシンプルな視点🍀家庭でのルールづくりと一貫した対応🍀感情のラベリングの基本🍀声かけより行動で導く、明日からできる関わり方受講者の声(親子クラスより)🌸いつも怒ってばかりいたけど、褒めるポイントがわかって罪悪感が減りました🌸叱ってばかりで子どもに悪影響なのでは?と悩んでいたけど、正しい対応を知って安心できました🌸イヤイヤ期の関わりが、将来の思春期につながることだと知ってびっくり!今知れて本当に良かったです

【中止】音楽✖︎脳✖︎発達〜子どもの可能性〜

事情によりイベントは中止となります。ご了承ください。音楽✖︎脳✖︎発達〜子どもの可能性〜親子で楽しむ音のワークショップ(11/1@西区民センター)ただただ楽しむだけではなくて子どもの可能性を最大限に引き出すことができる最高の音楽を体験しませんか??音楽と聞いて皆さんは何を思う浮かべますか?歌う?楽器を弾く?聴く?踊る?音楽は実はとっても奥が深くて子どもの成長にとても良い!!子どもの発達を適切に促してくれる!!子どもの個性を引き出せるとっても良いものなのです😊ただただ楽しい音楽教室ではなく本当の意味での”子どもの可能性を引き出す音楽”親子で体験しに来てください。🌸 こんなこと思っていませんか? 🌸音楽を習わせてみたいけどちょっと気が引ける「音楽は発達に良い」と聞くけれど本当か疑問子どもが気軽に音楽に触れられる場があったら参加してみたい!そんな方にぴったりのイベントが音楽✖︎脳✖︎発達〜子どもの可能性〜親子で楽しむ音のワークショップです!🎵こんなイベントです 🎵 ただ楽しく音を鳴らすだけではありません。親子同時進行スタイルで 子どもは大人の目を気にせず“音で遊ぶ”。発達支援を現役でしている保育士が子どもの個性を最大限に引き出します! その間に大人は「音楽と子どもの成長の関係」を発達支援と脳の専門家から学びます。 体験と学びの両方が叶う新しい形の親子イベントです。📚 当日の流れ 📚

9月より親子クラスが新しくなります!

こんにちは!今までおこなってきた赤ちゃんクラスとあんよクラスが9月よりパワーアップして新しいクラスになることになりました!赤ちゃんクラス&あんよクラスの概要今までお母さんのメンタルケアやお悩み事を解決しながら私がお伝えしてきた・赤ちゃんの歩くまでの達を丁寧に辿ること・順番だけでなく一つ一つの発達をやる切ることの大切さ・歩くまでの発達の質も大切・歩くまでの発達を通して愛着を形成し、人生の親子関係の土台づくり・イヤイヤ期の対応は社会性の土台・最低限のルールがあるから自由が得られることを教えていく必要性などを繰り返し伝えているわけですがこれにプラスして・身を預けて休むことの大切さ・自分自身で体を緩み整えることの土台づくり・自分の心地よいを知ってぐずらずに自分で休める体とメンタルの土台を作ることができるようになりました。今までは『動く』が中心だったのが新しい親子クラスでは『休む』という要素が加わりました!よって、・夜中寝なくて困っている・抱っこでしか寝なくて困っている・寝るまでに時間がかかって大変という悩みに対して子どもの体に直接アプローチができるようになりました!それができるようになったのもまるまる育児を伝え続けているタカハシマミさんがイロドリに加わってくれたからです!!先日の赤ちゃんクラス初回の様子。