そんなことで泣かないの!って言ってない?!

こんにちは!


赤ちゃん〜高校生とお母さんのためのサロン
ママと子どもが輝くお手伝い・イロドリ
言語聴覚士・保育士・ユーファイセラピスト
三上愛です。

なかなかブログが書けない日々でしたが
たくさんの方が毎日お越しになってくださるので

また少しずつブログも更新していこうと思います!


さて、タイトルですが。


皆さんお子さんに
「そんなことで泣かないの」と言ったことはありませんか?


お子さんが転んだ時
お友達に物を取られた時
わがままを言って怒られた時
食べ物を落としてしまった時
年齢の割に聞き分け聞かずに泣いてる時
などなど。


強い口調ではなくても
軽ーい感じだったり
泣いてる我が子も可愛いなと
笑いながらでも
言ってしまうことがあると思います。


私はできるだけ
この言葉は言わない方が良いなーと思っていて。
我が子には使わないように意識していました。


というのも
人はみなただでさえ
大きくなるにつれ
泣くことを我慢するようになるのに


そのような言葉をかけられていると
かなり早いうちから
泣くのを我慢するようになるから。


そして
そうやって大きくなると
辛い時でもそれを隠して
全く泣かなくなり
感情を出せなくなるから。



ここから一つ
私の体験談を挟みますね。


小学校低学年の頃
夜お風呂に1人で入っている時に
突然、停電になりました。


かなりビビりな私は
怖くてパニック。

母がすぐに来てドアを開けてくれたんだけど

急に暗くなったから
目が順応してなくて
真っ暗で何も見えない。


でも母が来てくれたからちょっと安心もあり
怖さの限界と安心が入り混じり
糸が切れたように
「こわーいーーーー!」と叫びながら
泣きました。


その時に
母親に「泣くんじゃない!」とピシャっと言われたんですね。


混乱している中で言われ
ショックで固まってしまい
一瞬で泣き止みました。

泣き止んだけど
何かを諦めた気持ちになったんですね。




その出来事の後から
怖くても泣くことを我慢するようになり


怖いことがあっても
平気なふりをするようになり


怖いことを怖いと認められず
怖くないふりをして
自分でどうにかして
とりつくろう癖がつきました。


それが今でもスタンダードになって
怖い時でもその感情に蓋をしてしまいます。

感情に蓋をすると
ろくなことになりません。


(でも自分を見つめ直す作業を何年もしている中で
だいぶ怖いことを怖いと認められるようになり
助けを求められるようになってきています)


ふと、今日の朝
こんな出来事がフラッシュバックしてきて。


あぁ、泣いている時に
その気持ちを受け入れてもらえないと
人は心を閉ざしていくのか

と自分自身を考察してたのでした。



幼少期は
目に見えない自分の気持ちを言葉にすることが難しく

また
自分で俯瞰して感情を整理し
昇華させることができません。


就学前から少しずつできるようになりますが
しっかりできてくるようになるのは小学校高学年くらいから。
(それでもまだまだ未熟)


なので小さい子は特に
感情のラベリングをしてあげながら
気持ちを代弁し

代弁しながら受け止めてあげることで
感情に処理していく方法を学びます。
(この辺はあんよクラスでみっちりやります!)


そんな作業が必要な時期に
「そんなことで泣かないの」と言われることで
泣くことを我慢してしまったら
感情の処理はいつまでも上手にならず

感情に蓋をしてしまうことになるかもしれません。



そうやって大きくなった場合
大人になったらある日突然できる
ではないので

感情のコントロールが難しい大人が
爆誕するわけなのですね。




なので
子どもが泣いたら

感情のラベリングをして代弁し受け止める

その上で
大丈夫だよー😊など
安心できる言葉をかけてあげる。

そして
自分で気持ちを切り替えられるように
行動を促してあげる
ことが大切です!


とここまで書くと
「え?私、言ってたかも!?もう手遅れ?」と心配なる人が
必ずいるのですが。


今まで無意識に
そんなことで泣かないの
という声かけをしてた人も大丈夫!

今日から変えてみてください😊

気づいた時から
変えていけばいいだけです!

今気づいたあなたは
ラッキーです!




そして
ブログの言葉だけではわかりにくいな
実際どんな感じでやるのかな?と思った人は
ぜひあんよクラスで実際の場面をみて
その場で実践をしに来てくださいね!

かわい子ちゃんたちがきてくれています♡


では🙌





三上 愛

イロドリ代表、言語聴覚士、保育士
1986年生まれ、1児の母。

*経歴*
北海道医療大学卒
2009年北海道大学病院高次口腔医療センター・リハビリテーション部に就職
2018年イロドリサロン開業。

生後すぐの赤ちゃんから高校生までを診ることができる言語聴覚士
姿勢運動発達、口腔機能、非言語的コミュニケーションを生後すぐから育むことによって、言語聴覚士が関わる領域の困りごとの予防を行っています。
すでに困りごとがある幼児〜高校生までのお子さんへ、発達相談や言語レッスン(言語訓練)などで対応。単発相談から

0コメント

  • 1000 / 1000