【発達相談】落ち着きのない子をどうにかするより、先に見ること

こんばんは(^^)

(早く夏にならないかなー。)



イロドリは3日から仕事が始まっており

今年最初のお仕事は

イロドリ流♪発達相談でした(^^)



3日にお会いしたお子さんは

札幌から車で5時間以上かかるところから来てくださり

札幌に帰省するのたびお子さんを見させていただいています。



今回のご相談は4月から学校で

いろいろと心配なことがあるようでした。



保育園では

「落ち着きがない」と言われてしまうとのこと。


椅子に座っても揺れてしまったり

目の前にあるものを常に触ってしまうとのことでした。



お子さんを見させていただくと

実際、いろんなものに目移りしちゃって

次々といろんなものへ手が伸びる



体を見させてもらうと

目の動きだったり

体のいろんな部位をバラバラに動かしながらも

連動させて動かす動きだったり

体幹の弱さだったり

座ったり立っている姿勢だったり


いろいろと落ち着けない理由があるだろうなと思いました。



しかし、

このお子さんは

自分が興味を持ったことは集中力を発揮する。

学習能力はすごい高い。

そして、何かやってて落ち着きなく見えても

ちゃんと大人の言っていることは理解できるし

ルール的にダメなことはちゃんと自分で抑制できる。



うーん。

私的には今まで見てきた子の中で

そんなに落ち着きなくて困ったとなる感じではないのになー

と思いました。


でも、困り感は困り感なので

今お家で出来るようなエクササイズなどをアドバイスさせてもらいました(^^)


で、ここで考えたいのが

周りの大人は

「落ち着きない子」で片付けてしまっていないだろうか?と言うこと。



子どもをどうにかする前に

大人が振り返った方がいいことが

実はたくさんあるんですよね。



座っている時に揺れたり

ものを触ってしまうお子さんは

そうすることで集中して聞いていられる場合が多く


動いているから話を聞いてないというわけではないことを

周りの大人は理解しているのだろうか?



逆に動きを止めさせようとすると

動きを止めることに集中して

話を聞くことができない場合もあることを

周りの大人が理解しているだろうか?



いろんなものに目移りして落ち着けないというけど

環境設定は整っているのだろうか?



大人が考える可愛くて子どもらしい環境が

逆に子どもにとっては刺激が多すぎて落ち着けないことになっていると

考えたことはあるだろうか?



周りの大人が言葉数が多くなりすぎて

BGMのように常にわーわー声かけしてないだろうか?



子どもが集中し始めた時に

「すごーい!」「上手ー!」などと

大人都合の声かけをして

子どもの集中を途切れさせていないだろうか?



まずは

大人が環境設定や声かけを振り返る必要があるのではないか?

って、いつも思います。



「落ち着きがありませんね」で片付ける前に

見直すこところは見直して

子どもに今できることをしてく



これがすごく大切だなって

私は思います(^^)



さて、明日からは

児童デイでのお仕事も

仕事始めでーす♪



楽しみまーす(^^)



三上 愛

イロドリ代表、言語聴覚士、保育士
1986年生まれ、1児の母。

*経歴*
北海道医療大学卒
2009年北海道大学病院高次口腔医療センター・リハビリテーション部に就職
2018年イロドリサロン開業。

生後すぐの赤ちゃんから高校生までを診ることができる言語聴覚士
姿勢運動発達、口腔機能、非言語的コミュニケーションを生後すぐから育むことによって、言語聴覚士が関わる領域の困りごとの予防を行っています。
すでに困りごとがある幼児〜高校生までのお子さんへ、発達相談や言語レッスン(言語訓練)などで対応。単発相談から

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