サ行が言えない お口ポカン 口腔機能発達不全症

こんにちは(^^)



最近始めたツイッター


主に情報収集目的で

私からの発信は

くだらないことをつぶやいたり

ブログを貼ったり

ツイッターやってるSTさんに時々絡みに行ったり

バスケのことに思いを馳せたり。



そんな中で

Yahooニュースの記事が上がってきて


サ行が言えない いびき 口呼吸が口腔機能発達不全症

という記事が上がってきました。



そして、コメント欄にはたくさんの方のコメントが。

コメント見ると発音のことに

かなり反応している人が多くて。


そりゃそうだよね。

お母さん方からしたら

発音が一番気づきやすいよね。


摂食嚥下とか口呼吸とか言われても

難しく感じるよね。

発音はわかりやすいから反応するよね。

と思いました。




正直、この記事

私からするとツッコミどころ満載ですが。

(専用機器で舌で押す練習だけでは本当に必要な舌の力はつかん。舌で押す他にも舌の動きとかもよく見ないといかん。)

(専用機器で口の周りの筋肉を鍛えただけではお口ポカンは治らん。)




あえて検索をして見る必要はないかと思いますが、

もし、この記事を見たことがあって

不安に思った方がいたら困るので



発音のことについて

お話ししてみますね。




発音はお口の機能だけが関連しているように思われるからもしれませんが

いろんなことが関係しています。



そもそも発音にも

年齢的でできる音とできない音というのがあって



特にサ行の獲得は

個人差が大きく、獲得が遅い音とされているので

言語聴覚士の認識としては、

小学校入るまでに獲得されていれば大丈夫とされています。



さらに

音韻の育ち というのも関連していると

私は臨床をして感じています。


音韻の育ちとは説明するのはとても難しいですが

りんご というのは、

り・ん・ご の3つの音からなっていると

気づくことだったり



りんご という単語を

1番目の音が「り」

2番目の音が「ん」

3番目の音が「ご」と分解する力だったり



しりとりをするときに

りんご だから

次は「ご」から始まる言葉かと

しりとりをするのに必要な力だったり



言葉遊びに必要な能力と言ったら

わかりやすいでしょうか。

(説明が下手ですいません。)



そのような能力が未熟な子は

発音の完成もゆっくりだなって感じることが多くあります。




なので、

お口の機能で発音が悪いのか。

年齢的なものなのか。

他も絡んでいるのか。



ということをしっかり見分ける必要が出てくるかなって思います。




発音が悪いから口腔機能発達不全症かもしれないと思って

焦って歯医者さんへ行ったところで

発音のことはわからないので

子どもの発音が治せる言語聴覚士の所へ行くのが一番です。



何歳から行ったらいいの?と思うお母さん方がいますが

何歳でもいいです(^^)

3歳頃から発音の検査はできます。

できなくても会話などでちゃんと評価をしてくれます。



小さいときに連れて行くの大変と思う方は

年長さんになる頃に行くことをお勧めします。



発音の練習が必要な場合、

学校入るまでに治してあげることが目標になりますので



年長になってすぐか夏くらいまでには行ったほうが

学校入るまでに焦らずに発音を治していくことができます(^^)




あとは、しっかりとお話を聞いてくること。

特に、

お家でできることは何なのか をしっかりと聞いてくるといいです(^^)



できることがわかると

不安になることが減ります。





ということで、

発音のことで不安に思う方がいましたら

子どもの発音を直せる言語聴覚士のいるところへ行く。

これが一番!!





参考にしてみてくださーい(^^)

三上 愛

イロドリ代表、言語聴覚士、保育士
1986年生まれ、1児の母。

*経歴*
北海道医療大学卒
2009年北海道大学病院高次口腔医療センター・リハビリテーション部に就職
2018年イロドリサロン開業。

生後すぐの赤ちゃんから高校生までを診ることができる言語聴覚士
姿勢運動発達、口腔機能、非言語的コミュニケーションを生後すぐから育むことによって、言語聴覚士が関わる領域の困りごとの予防を行っています。
すでに困りごとがある幼児〜高校生までのお子さんへ、発達相談や言語レッスン(言語訓練)などで対応。単発相談から

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