【個別支援】「様子を見ましょう」を真に受けず、早期介入がとても良かったお子さん

こんにちは!


札幌で発達相談・個別支援やことばの教室とペアレントトレーニング

赤ちゃんやイヤイヤ期の子育てサポートをしている

子育て支援・発達支援総合サロン イロドリ

言語聴覚士・愛です。

オンラインでの対応も承っています。


今日は、早期に介入してとても良かったお子さんの例を

許可をいただきましたので、掲載します。



まずは、お母さんからの嬉しい報告LINEです!


このお子さんがイロドリに通うきっかけは、1歳半健診でことばのことで指摘を受けたのがきっかけでした。


健診では「2歳まで様子を見ましょう」と言われたそうですが、お母さんの中では「何かできることがあるのでは…」という気持ちがあり、イロドリへご相談に来てくださいました。


初めてお会いした時、言葉そのものはそれほど遅れている印象ではありませんが、行動などの言葉を使わないコミュニケーションに少し特性があるように感じられたため、個別支援を始めることにしました。


お母さんも「様子を見ているだけより、今できることをしたい」と考えてくださり、毎週通ってくれるようになりました。


関わりの中で、感覚の偏りが大きいことがわかり、その感覚の偏りがコミュニケーションの取りづらさにつながっていたため、感覚面のアプローチをして、ことばの前段階の発達を育てました。

すると少しずつ、言葉を使わないやり取りが上手になり、行動に変化が見られるようになりました。


同時に、お母さんには、ご家庭での関わり方の工夫についてもお伝えしており、特に、「先回りしない関わり」の意味を理解して実践してくださったことが大きかったと思います。


お子さんの「自分でやってみたい」「伝えたい」という気持ちを大切にしながら待つ姿勢が、

お子さんの認知の発達を大きく伸ばしました。


それらの土台が積み上がってきたところで、ことばの理解を促すアプローチを強化。

それにより理解が進み、理解が進むことで表出が伸びて、ことばのでコミュニケーションが上手になっていきました。


ことばでのコミュニケーションが上手になってきたので、口腔機能にもアプローチを強化。

それにより、ことばを発することがさらに上手になり

現在では年齢相応以上のことばの理解と表出ができるようになっており、最初に感じられた特性もかなりマイルドになっています。

(特性は生まれ持ったものなので、なくなることはないですが、社会で生きやすくなるくらいにマイルドにできます。マイルドにするのも、早期介入がとても大切なのです。)


何よりも、今まで何事も怖がってできない、嫌な感覚が多くて、行動範囲が狭いかったのが、今はお子さん自身が「やってみたい」と思う気持ちがぐんと育ち、チャレンジする姿勢がまた新しい発達を呼び、良い循環が生まれています。


それが今回のお母さんからの嬉しい報告につながったのだと思います。


今回の成長の背景には、早期に介入を始めたことが大きく影響していると振り返って思いました。

早期介入ができたのも、お母さんの初動が早かったことが、この素晴らしい結果につながりました。

健診で指摘を受けたときに「何もしない経過観察」ではなく、「今すぐできることは何か」を考え、行動してくださったお母さんの力が本当に大きかったと思います。


もし今、お子さんの発達について指摘を受け、「様子を見ましょう」と言われたけれど、本当に何もしないでいいのか不安に感じている方がいたら、ぜひ知ってほしいことがあります。


それは、民間の言語聴覚士による発達相談という選択肢があるということです。


相談することで、「今のお子さんに必要なこと」や「おうちでできる工夫」が明確になり、

安心して日々を過ごせるようになります。


早期に関わることは、焦らせるためではありません。お子さんにレッテルを貼るものではありません。

お子さんの得意や苦手を早く知り、その子に合った関わり方を見つけていくことが、目的となります。


不安を一人で抱えずに、ぜひ専門家に相談してみてくださいね。


大切なのは、「今できることを小さく始めること」。

それだけで、お子さんの未来はゆっくりと、でも確かに動き出します。

今日の小さな一歩が、明日の大きな成長につながっていきますように。



イロドリでの発達相談はこちらから↓

三上 愛

イロドリ代表、言語聴覚士、保育士
1986年生まれ、1児の母。

*経歴*
北海道医療大学卒
2009年北海道大学病院高次口腔医療センター・リハビリテーション部に就職
2018年イロドリサロン開業。

生後すぐの赤ちゃんから高校生までを診ることができる言語聴覚士
姿勢運動発達、口腔機能、非言語的コミュニケーションを生後すぐから育むことによって、言語聴覚士が関わる領域の困りごとの予防を行っています。
すでに困りごとがある幼児〜高校生までのお子さんへ、発達相談や言語レッスン(言語訓練)などで対応。単発相談から

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