【鉛筆の持ち方】直さないとダメなのかな?

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 親子教室 : 今月の予定 *

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今日は2本目です♪

1本目はこちら



FBを見ていたら、

病院時代からお付き合いのある保護者の方(Aさん)の投稿が目に入りました。

(小さくかわいかったお子さんも、今は中学生?高校生?いい男へ成長中♪)



内容は、

鉛筆の持ち方の矯正について、何かいい方法はないかな?と言うこと。




ふむふむ、、悩みますよね。。




学校?の先生から直したほうが良いと言われているようで、

きっとずっと言われてきたのだと思います。



Aさんは


お子さんが絵も字も上手だし、特に困っていない。

絵を描くことがお子さんにとっての大切なライフワークなっている。

直した持ち方だと上手に書けなくてストレスになっている。

だから直さなくてもいいかな。


と思う反面


周りから結構言われるので、揺らいでしまうそうな。





やー、わかるその気持ち!!

私もそんな感じのことあって

5月はめっちゃ調子悪かった!!




では、

ここからは私の考えを書きますね(^^)




まず、私が思ったのが、


お子さんがめちゃめちゃ絵が上手だし、字も上手に書いている。

今、お子さんが不便に感じていることがあるのだろうか?


と言うこと。



本人が何も困っていないのに、
何で周りがヤイヤイ言って、本人の心地良い鉛筆の持ち方を変える必要があるのだろうか。



今の時代でさえ、学校を卒業したら

ほぼ手書きがなくなるのに。


そんなに持ち方が重要かな?



そして、

今の鉛筆の持ち方だから
あんなに素晴らしい絵がかけるのではなかろうか?

ということ。



お子さんの絵、すっごい上手なんですよー!

病院勤務時代から、リハに入る前にからなず描いてて

何度も見させてもらいましたが


絵心ない芸人並の私は

絵を描ける彼がすごいと思った!!


あの持ち方だからこそ、あの絵が描けるんだと思います。



そして、もう一つ思うことが。



それは、

鉛筆の持ち方が違うから持ち方を矯正する。では、
本人が辛いのではないだろうか?



鉛筆を上手に持てないには

持てないなりの理由がある。


持ち方にたどり着く前の体の準備ができているのか?

に着目しないと。



鉛筆の持ち方だと

・指先がバラバラに、でも連動させて動くことが苦手なのか

・指や腕を固定することが苦手なのか

・逆に微妙に動かすのが苦手なのか

・手首の動きの問題なのか

・そもそも腕のコントロールなのか

・体からの問題なのか

etc、、、



そこがわからないと

いくら正しい持ち方を練習しても

それは本人にとって辛くなるだけで。




極端な例をあげて言うと

昨日まで寝たきりだったけど、歩けたほうがいいから

はい、立って!はい、歩いて!!歩く練習だよ!!

といきなり、昨日まで寝たきりの人を、いきなり歩かせるのと同じなのでは?


歩くまでには、

寝返りをしたり、

這う動きをしたり、

座ったり、

など、徐々に筋力などアップして

歩く練習に行くわけで。



それはきっと鉛筆も同じで

持ち方の練習をしてもいいけど

それと並行して遊びの中で鉛筆の正しい持ち方をできるような体にしてあげるのも

必要なのではないだろうか?


と思うのです。




だから、どうしても先生が鉛筆の持ち方を直したいのであれば

先生はもう少し勉強される必要があるのではないだろうか。



そもそも、私がなぜ、このことに食いついたのか。



それは

 なーぜー!
Aさんが悩まなければないのか!!



ここ!!本当に、ここ!!!!



なんでもそうですけど

こうした方がいい!ああした方がいい!と簡単に言う人がいますが




その発言が、ママを悩ませていないか?

子どもにストレスを与えていないか?

そこまでしてやることなのか?




ということを

常に考えていく必要があるんじゃないかなーって思いました。はい。



せめて、

この遊びで直すのに必要な動きが引き出せるよ♪

こんな遊び、関係ないようでここに関係しているよ♪

楽しくやるにはこんなことをしたらいいかな?

毎日やれる工夫を本人と一緒に考えよう♪



ここまで提案してくれたら、

ママも子どもも嬉しいですよね。




ということで、

いろいろ言われる事もあるけどさ

お子さんとその時々で

ベストを選んでいけばいいんだと思いますよ!



今までのこうあるべき!にとらわれる必要なし!!


と私は思いますよー♪



はい、そんな感じです(^^)


三上 愛

イロドリ代表、言語聴覚士、保育士
1986年生まれ、1児の母。

*経歴*
北海道医療大学卒
2009年北海道大学病院高次口腔医療センター・リハビリテーション部に就職
2018年イロドリサロン開業。

生後すぐの赤ちゃんから高校生までを診ることができる言語聴覚士
姿勢運動発達、口腔機能、非言語的コミュニケーションを生後すぐから育むことによって、言語聴覚士が関わる領域の困りごとの予防を行っています。
すでに困りごとがある幼児〜高校生までのお子さんへ、発達相談や言語レッスン(言語訓練)などで対応。単発相談から

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