子どもに声かけよりも大切なこと

こんばんは!

イロドリの言語聴覚士・愛です。

札幌で赤ちゃんやイヤイヤ期の育児相談、ことばの教室や発達相談、児童デイ・病院・特別支援学校で子どもの支援などをしています。


今日はちょっと辛口ブログになってしまいました😅



私はサロンにて赤ちゃんクラスやあんよクラスをしているので、お母さんたちからたくさん受ける質問があります。


それは

「声かけをどうしたら良いですか?」

ということです。



今SNSでは

「〇〇が良くなる魔法の声かけ」

「頭が良い子の親がしている声かけ」

などなど。


「声かけ」というワードがたくさん出てきます。



ぶっちゃけ、私は「声かけ」だけでどうにかしようと思うのは、大人の怠慢だと思っていて。

大人が楽して子どもをコントロールしたいだけじゃないの?と思うわけです。

(ちょっと厳しいですね😅)



子どもは基本的に、声かけではどうにもならず

大人が先に動いて、行動を修正してあげることが大切と思っておいた方がいいです。



小学校へ入る前の幼児期は特に。



小学校へ入る前の幼児期は、まだ言葉の発達や言葉を聞いて推測する力、話の内容を覚えておく力などが未熟なので、言葉を聞いて考えるということは、結構レベルが高いことになります。


また、欲求をコントロールする前頭葉機能も未熟なので(年齢的に当たり前のことです。)、言葉で言われて理解して、その理解により自分の欲求を引っ込められる年齢ではないことも多いです。


また、現在は、前頭葉機能を育てる、的なお勉強チックな、フラッシュカード的なものがありますが、子どもの発達を知っている人間からすると、全然理にかなっていません。

(なんか今日は辛口ですね🤣)




なので、大人が動かずに声掛けだけでどうにかしようとするのは、動きたくない大人の都合でしかなくて。


本当は、大人がちゃんと動いて、子どもの行動を止めて、修正を促す必要があるんですね。

子どもは大人に行動を修正してもらう中で、世の中のルールを学び、マナーを学び、自分の身を守ることを学び、人を大切にすること学びます。




「ダメって言ってもやめないんです。」

「声かけしても全然ダメなんです。」

という声を、さまざまなところで聞きますが。


それは、当たり前です。



声かけをあれこれ探し、考える前に

まずは大人が動いて、大人が行動してみせる、ということが大切ですね。



はい、私も自分を見直して、我が子に行動で示していこうと思います!




もちろん、ワンコも行動で示さないと、躾はできないです。

三上 愛

イロドリ代表、言語聴覚士、保育士
1986年生まれ、1児の母。

*経歴*
北海道医療大学卒
2009年北海道大学病院高次口腔医療センター・リハビリテーション部に就職
2018年イロドリサロン開業。

生後すぐの赤ちゃんから高校生までを診ることができる言語聴覚士
姿勢運動発達、口腔機能、非言語的コミュニケーションを生後すぐから育むことによって、言語聴覚士が関わる領域の困りごとの予防を行っています。
すでに困りごとがある幼児〜高校生までのお子さんへ、発達相談や言語レッスン(言語訓練)などで対応。単発相談から

0コメント

  • 1000 / 1000